不確定なベクトル量

昔の私が書いていたというブログというものを、今の私もしてみようと思って、書いている。

院試勉強

最近院試の勉強を始めたのですが,長いこと化学に触れていなかった(?)ので,何も見ずに問題を解くのに結構苦戦しています.

そこで教科書の復習を始めているのですが,さすがは一度試験前に必死に勉強しただけあって,二度目の今は書いてある内容がスッと頭の中に入ってきます.

編入試験の勉強も含めるとこれで三度目なんでしょうかね.いずれにせよ,一度学んでおくと後から勉強するときに理解が早く進むことが経験的に理解できました.

あと,リマインダーというアプリ(?)はいいですよ.この日までにこの本を読み終えるというのを携帯が教えてくれるので,ペース確認にも脅しにも使えます.

これらのことは書いておかないとと思ってブログに書いてみました.

備忘録的な何かでした.

近況報告

研究室に入ったら勉強しないといけないことが出てくることはわかっていたのですが,思ったより勉強しないといけないことが多いです.

粉末X線に関する知識(点群,結晶学など含む),分子シミュレーション(分子動力学法,モンテカルロ法など),様々な装置の原理・特徴など

こう書くと,こんな簡単なこともわかってないのかと思われそうですが,詳しく知ろうとすると中々簡単には習得できるものではないと思います(概略を掴むだけならどれも簡単に勉強できます).

とりあえずX線は研究室でゼミを開いてくれるそうなので,そちらでどうにかしていきたいところです.分子シミュレーションの方は自分で勉強していきます.

加えて論文を読み,院試の勉強も進めていく…

楽しい反面,思っていたよりはハードな研究生活です.

研究内容

研究室に配属して1週間が経ちました。
やってることは先行文献を読むことと、自分の直属の先輩の実験を観察することがほとんどですが、実際に実験の操作をやらせてもらったりもしています。
毎日自分の研究内容に関することを学んでいるという感じです。

そもそも自分の研究テーマは何かというと、新規導電性物質の探索といった感じです。
具体的にはS12A7という無機材料の研究をしています。
S12A7は単位格子の中に12個のかご構造を持っていて、単位格子全体で4+の電荷を持っています。その正の電荷を中和するために、かごの中にはアニオンあるいは電子が内包されています。
どのアニオンが内包されているかによって用途は様々で、酸素イオンや酸素ラジカルだったら有機反応の酸化剤に使えるし、ヒドリドイオンだったら還元剤に使えます。また、電子だと還元剤にも使えますが、SEMなどの電子源としての利用も可能です。
もちろん、アニオンあるいは電子はかごの中を動き回れるので導電性物質としての利用も可能です。

このような学問的にも面白く、また応用範囲の広そうな研究が選べて本当に良かったと思っています。
ちなみに僕はS12A7のかごに塩素イオンを入れたものの研究をやる予定です。
どうも去年、直属の先輩が面白い実験結果を出したらしく、その結果が本当に正しいのかを確かめ、もし正しければその原因を追究したいのでやってみようといった流れでやる研究だそうです。

コアタイムは会社の勤務時間と同じで、もちろん残業もあり、でも土日は基本的に休みという、まさに春から会社に入社した感じですので、正直春休みの感想なんて書いている暇はないです。
最近は論理学やアルゴリズムに興味を持ってて、ブログ書くぐらいならそっちの勉強がしたいですし。
では、今日はこの辺で。

研究室配属

今日,研究室のオリエンテーションがありました.

最後までどの研究室にしようか悩んでいたんですが,結局セラミックスを扱っている研究室を志望し,見事希望のところへの配属が決まりました.

研究テーマも自分が一番やってみたいと思っていたものになったので幸先いいです.

僕の研究テーマはかなり内容を詰め込んでいるテーマなので一番忙しいとのことですが,その分得られるものは大きそうでしたのですごく楽しみです.

それに余裕があると怠ける体質ですし,ある程度はきついほうが自分のためにもなるなあと.

これから新歓があるのでこの辺で.

春休みは大したことをやってないんですけど,いつか春休みのまとめがブログで書けたらなあと思います.

SWITCHインタビューを見て

録画してた番組を見終わってビデオの電源を落とすと,NHKの「SWITCHインタビュー 達人達」が流れてきたのでそのまま見てみようと思って最後まで見てました.

ちなみにSWITCHインタビューは今回が2度目の視聴になるんですが,1回目は新年スペシャルのやつで,若田光一さんと平野啓一郎さんの対話のやつで,若田さんの経験と平野さんの想像から生まれる質問の掛け合いが良かった印象があります.あと互いに話すのがうまかったような気がします.会話のキャッチボールがうまくいっているような感じだったと思います.

前回見たときも両人の才能や思考に感嘆していましたが,今回は前回に増して感心して見ていました.

何度も「すげえ」と口に出していましたから.

 

漫画家(松井優征さん)とデザイナー(佐藤オオキさん)の対話ということで,どちらもアイデア勝負の仕事なので,創作活動をやってみたいと考えている僕はこの組み合わせにすごく興味を惹かれました.

両人のアイデアの多さや瞬時にひらめくセンスには何度も舌を巻きましたが,一番驚いたのは2人の根幹となる考え方が同じであることです.

彼らは無欲であり(失礼かもしれない),相手のことを考えており,そして日常の何気ないところからアイデアをとってきて,その中で面白くするにはどうするかを考えているようだなと,僕は番組を見て解釈しました.

クリエイティブな仕事をする人たちって一見自分の主張を作品に織り込もうとして作っているのかと思いがちですが,どうもそういうようではないみたいです.全く個人が反映されていないというわけではないんですが.

僕もその感覚はなんとなくわかっていて,主張しようとして作るといつか手が止まるんですよね.分かってはいるんですけど,番組を見て改めてそのことを知らされました.

話はそれますが,自我の主張についてですが,自分の考えを強く主張したり,自分について語ったところで,相手からするとそんなこと興味がないんですよね.最近気づいたんですけど,本当に話のうまい人は,双方の会話の量が適量になるように質問や返答を調整して話せて,しかも自分の考えをさらっといえる(長々と説明したりするのはアウト)人だと思うんです.今の僕のように,自分の思っていることをつらつらと話す人はおそらく会話下手だと思います.

閑話休題

彼らは非日常からアイデアをとってきているというわけではなく,日常でボーっとしているときやルーティンワークの中でアイデアをとってきているようで,この点は面白いと思いました.無理してアイデアを見つけに行くというのは非効率みたいです.

それともうひとつ面白いと思ったのが,彼らの話の中では何度か出てきた比喩表現です.さすがアイデアマンだと思って聞いていました.自分の気持ちや考えを伝えるために適している表現を瞬時にかつ的確に選んできているのだろうと思いました.

 

この他にもいくつか思ったことがあったと思いますが,かれこれ放送から1時間以上が経過しており,そのときに思い付いたことがなかなか過去の記憶からサルベージしにくくなってきたので,この辺で今日の記事は終了にしたいと思います.

この記事を書くのにも結構苦労しました.なかなかいい表現が思いつかずに足踏みしているうちに思ったことがどんどん抜け落ちていくので.

表現力豊かな人間になりたいですね.