量子力学の勉強について思うところ
前回の更新から1か月近くが経ってしまいました.6月頭に更新する予定だったのですが…
進捗はというと,何一つ終わっていないです.分子シミュレーションの勉強は進めたので,一応一つは達成しているんですが.
何か面白いものを見つけるとそちらに走ってしまう性分で,計画を立ててもその通りにできないんですよね…
まあ,Rietvelt解析の勉強を終わらせるのは相当時間がかかりそうですね.今日やっとネットに落ちていた資料を読み終えたんですが(当初の目標だったやつ),これだけわかっても勉強終了とはいえそうにないので.
次回の更新までには有機化学ぐらいは終わらせたい.
最近は熱力学と量子化学をやっています.いわゆる物理化学に手を付けています.
熱力学は割とスムーズに進んで,一応一通りは復習しました.
自分は熱力学(特に化学熱力学)は好きです.何が重要で,何が定義や公理的なもので,どういう流れで議論が進むかがわかりやすいからです.
一方で量子化学(量子力学)は何度勉強しても「身についていない」って感じです.
量子力学は春休みにそこそこ勉強したんですが,それでも本の流れを説明できるまでは勉強が進んでいなかったようです.今回再び量子力学の本(小出さんの本)を紐解いてみたんですが,なるほどと思うところがいくつかありました.
自分なりに量子力学が理解しにくい理由を考えてみたんですが,やはり「数学的な技術」が理解を妨げる原因の一つだと思いました.
普通の量子力学の教科書は微分方程式と線形代数さえ知っておけば一応は読めるんですが,式変形の際の計算が煩雑なため,そちらの計算に気を取られて本筋が理解できなくなるんだと思います.
かといって文章だけを追っていっても,実際必要な式を導出したい時に「どうやって導出するんだっけ」ってなって,結局唐突に出てくる式を飲み込んで理解するしかなくなってわからなくなるんだと思います.
一次元調和振動子や水素原子の波動関数はいつも本を見ながらやっています.でないと一人では導出できない…
量子力学って,量子条件と波動方程式だけ(?)が重要で,あとはシチュエーションごとに波動関数を導くってだけなのに,なんでいつも本を見ながら勉強しないといけないのか,自分でも不思議です.
とりあえず,6/21ぐらいにまた更新したいけど,できるかなあ.それに目標立てても,最近帰る時間が遅いし,帰っても本読んでて勉強はあまりしないし,結局やらなさそう.
でも目標を立てておく.一応目標を立てて,その内容を常に頭に入れておくことは大事なので.
・化学熱力学の勉強(電気化学,表面化学の方への応用まで広げたい)
・量子化学の勉強
・高分子の勉強(主に物性に関するところ)
・有機化学(やらなそうだけど)
あ,最近これ買いました.自主的に勉強(一人自主ゼミ)していこうと思います.