九大応化機能の日常
やっとですね、中間テストが終わりました。
数学、高分子化学、物理化学の3科目です。
最初は大学のテストって絶対難しいだろうなと思ってたんですが、思ったほど中間テストは難しくなかったです。
しかし、いくつかわからないところがあり、またケアレスミスがあったことに後になって気づいたので、どの教科も満点は逃しました。残念。
今は少し休んでいる時期です。といっても来週には人工衛星観測の中間報告があるのでデータをまとめたりしないといけないんですが…
本当にGW終わってからなんか忙しい日々が続いています。
授業は結構難しくなってきましたし、週4の実験も、レポートを作るのが大変ですし。
それに最近はテスト勉強してましたし。大学生は半期であの内容をやると考えるとすごいですね。
期末テストの過去問を見ましたけど、あれは高専の通年の内容よりも濃いのではないかと思っています。恐るべし、大学。
今からは最近あったことをピックアップして紹介しようと思います。
ついでに自分の考えの整理にもなるかと…。
実験に関してですが、やはり高専卒のほうが実験はできると思います。
僕は不器用なのでそこまで実験はうまくないですが、けど操作を見てて注意できる点はいくつか見つけたので、それだけ高専時代に実験スキルを刷り込まれているんだなと実感しています。
TAの人からも気が利いてると言われたこともあります。
ただ、レポートはどうなんでしょう?すごい人は結構書いて提出してますし、実験を観察している人は僕も気づかなかったところまで見ています。
この辺はセンスによるところなのかもしれません。もちろん量をこなすことである程度は補えるんでしょうけど…
僕よりいいレポートを書いている人は割といるんじゃないでしょうか?僕も精進しなければ。
実験の内容は、レベル的には高専の学生実験と変わらなかったりして。
実験における基礎操作の習得する、実験の観察力を養う、座学で学んだことをうまく使って考察することを学生実験での目的とするならば、どこで学生実験をやっても同じようになるのかもしれませんね。
ちなみに今までやった内容は分析系の実験(吸光分析、サイクリックボルタンメトリーなど)、高分子膜作製の実験、計算化学系の実験(量子計算をする)です。
僕が所属しているのは応用化学コースの中でも機能系のコースで、こっちは幅広く勉強も実験もできます。
有機、無機、分析、高分子、超分子、量子など何でもそろってます。
高分子や超分子の分野では九大はトップレベルらしいので、興味のある方はどうぞ。
ちなみに、機能コースのほうがカリキュラム的にきついそうです(入るまで知らなかった)。
あと、高専から来たってだけでなんかTAに絡まれやすい気がします(笑)
特にある高分子系の研究室ではここ数年高専から編入した人がその研究室に所属しているため、僕もめっちゃ勧誘されました。
実際、この研究室が今のところ一番面白そうなのでそこにしようとは思っています。
授業ですが、いろんな授業が聞けて楽しいです。しかもその分野の第一線で研究している人たちから授業が聞けます。
今のところ、超分子系の授業や、分光学の授業、高分子の授業なんかが面白いと思っています。
絶対面白くないだろって思っていた化学工学も理解していくと楽しいですし、高専で習った内容の復習かよと思っていた物性や数学の授業も、深いところまで授業をしてくれるので面白く授業を受けています。
その他、Fortran90を勉強したり、よくわからん経営やグローバル化の授業を聞かされたり、選択で代数学を勉強したり、楽しい学生生活を送っています。
放課後はクラスの友達とお話したり、勉強したり、時には部室に顔を出してみたり、家では本を読んだりマンガ読んだり絵を描いたり、自分の好きなことをやってます。
広がる友達の輪にもすごい人たちがいるんですが、それにも増して個性的なのが文藝部員ですね。
明るくて面白いんですが、それだけでなく硬軟様々な本を読んでるなと思います。
それも1年生ですでに作品を作り上げてる人もいるし…。恐るべし、大学。
本当にいろんな人に出会えて、いい毎日を過ごしています。
なんでブログはすぐにこんなに書けるのに、こと小説となると全然筆が進まないんでしょうね。
というかまだとりかかってないだけなんだけどね。
構成はあるし、早く文字に移したい。
ということで、今日はこの辺で。
大学生活1ヶ月
九州大学に編入学して最初の月が終えようとしています。
そこで、今日は今までの大学生活のハイライトをトピック別に綴ってみようと思います。
九大とその周辺
大学としては申し分ない設備を揃えている大学で、さすが旧帝大だと思いました。
詳しい説明は後ほど行なうとして、まずは外見などからお伝えしようと思います。
外見ですが、オープンな研究機関といった感じでしょうか。
閑散とした山の中に立地しているだけあって、自然は多く、辺りは静かで、近代的な建造物群が特に目立つ大学といった感じです。
阪大の吹田キャンパスが「閉鎖的な大学都市」というイメージを持った一方、九大の伊都キャンパスは「開放的な大学都市」といったイメージを持っています。
変質者が簡単に入れるんじゃないかと感じる一方、市民の方たちにも智恵を共有する大学なのかなと感じています。
建物はどれも新しいです。
ところで、大学の周辺はどうかというと、コンビニが数件ある以外は本当に何もなくて、買い物などに行く場合は九大から3 kmぐらい離れている街(周船寺)に出ていく必要があります。
まあ、でも街にさえ行けば一通り必要なものが揃うと思います。
周船寺より九大に遠い九大学研都市駅周辺には大きなイオンモールがあります。
僕は生活には困っていません。強いて言えば近くにブックオフはあってほしかったけど。
市民図書館とブックオフは糸島市に所在しており、周船寺から自転車で約15分だと思います。
店はこれから立っていくでしょうね。
入学式
会議室というところで入学式はありました。入学者は二十数名でした。
出席していたのは工学部長と各学科の長の方だけです。学長は出席していませんでした。
ありがたいご高話と自己紹介があります。
その後は各学科に分かれてオリエンテーリングみたいなものをやります。
授業
僕の場合ですが、授業の内容は理解できるけれど、問題は解けないってことがよくあります。
教科書を読んでもわからないことだってあります。
もしくは先生の言っていることがわからないケースです。
とりあえず、わからないことがあったらどうするか?
もちろん、自分で勉強しましょう。
大学の図書館には数多くの本が所蔵されていますし、また学生は狭き門をくぐってきた優秀な人たちです。
これらを使わない手はないでしょう。
本を読んで理解するなり、友達に聞いて理解するなり、どうにかしましょう。
特に大学の図書館には莫大な量の書物が所蔵しているというのに、それを利用しないのは学費の無駄だと思いますし、本がありながら勉強しないのはただの怠け者だと思います。
編入学した学生は、就職の道を選ばず、まだ学んでいくという道を選んだんですから、学生の本分ぐらいは果たしましょう。就職した人たちは休日返上で働いています。
課外活動
とはいえ、勉強一筋なのは嫌だという人もいるでしょう。僕も生活に慣れてくると、学業のほかに何か始めようと思い立ちました。
サークルや部活に入るのもよし、自分の趣味に時間を使うのもよしだと思います。
活動はいろいろあるんで、多分自分に合ったものが一つぐらいはあると思います。
ただ、サークルや部活に入る場合、最初は1年生に成りすまして入るのもいいと思いますが、いずれは自分の正体を明かさないといけないことになることは頭に入れておいてください。
僕は最初から「何年生でも歓迎」みたいな部活にしか目を向けてなかったです。あとは体育会系のゆるそうな部活ですね。
僕は割と編入生であることを隠さずにやってます。
でも、勧誘を受けたりしたときは新入生ですといったほうがいいと思います。
僕の身の上話をしますと、僕は文芸部に入部しましたが、みんなに「僕も新入生なので気楽に話しかけてきてください」って言ったら、割とみんな敬語を使わずに話しかけてきてくれました。
僕はそれがよかったので(変に壁を作られても困る)、構わなかったのですが、それが堪えられないときついかもしれません。
図書館
僕がよくいるところです。
ほとんどの本が九大の図書館のどれかにあるので、伊都になければ他のキャンパスの図書館から取り寄せることも可能です。
リクエストがあればネットでリクエストできるそうです。そしてすぐに買ってくれるそうです。
勉強スペースもあれば、雑誌や新聞もたくさん常備されていますし、利用できる時間は平日だと9時から21時まで(土日祝日は10時から18時)ですし、2週間で10冊まで借りれます。
もう何も文句はつけられません。
学食・購買
書くのがだるくなってきたので簡単に言うと、学食ではそこそこの値段でご飯が食べれます。
あと大学内にローソンが2つありますし、本屋みたいなところは3つあります。
実際、家と学校だけで生活を完結させることも可能です。
単位認定
2年次までのすべての単位は認定されます。しかし、教養科目は学科によっては数科目認定されていない場合もあります。
僕の学科は認定されていなかったので、「望遠鏡で見る宇宙」という授業を受けてます。
学生
内部生は様々な人種がいますが、僕のクラスの人は基本的に真面目な人種だと思っています。
意識高い系もいれば、再試で頑張る系もいます。
まだ、すべてがわかったわけではないので何とも言えません。ただ基本的には真面目で普通に勉強できる人たちですよ。
学科によると思いますけど、僕の学科では編入学生に興味を持っている人が数人ほどいて、なんとか ぼっち から免れたかなって感じです。
先輩方も編入生に興味を示していたようで、編入生は内部生にいい影響を与えているのかもしれません。
編入生はなんか意識高い人が多くて、すごくいい刺激になってます。
図書館でよく会うし、家でも勉強してるみたいだし、優秀ですよ。
編入生同士は境遇が同じなので、割とすぐに仲良くなれると思います。あと編入生だけの飲み会とかあるんでそこで仲を深めればいいと思います。
僕は昼食時に編入生同士でご飯を食べたりしているので、そういうところで仲を深めてます。
内部生とつながりを持つことも大事ですが、編入生とつながりを持つことも大事だと思っています。
だいたいこんなところかな。もう疲れたんでこの辺でやめときます。
最後にいくほど雑になってすみません。
来年度の受験生のためになれば幸いです。
はじめに
このブログはmaterial1220の2ndブログです。
今回も前回と同じ「不確定なベクトル量」というブログタイトルにしました。
いいタイトルが思い浮かばなかったので、変更しないことにしました。
しかし、サブタイトルは「Never put off till tomorrow what you can do today.」へと変更しています。
高専時代が「次のステージへの一歩」なら、大学時代は「今まで培ってきたものを土台とし、自己の世界観を作り上げる期間」かなと思いました。
毎日を大事にし、先延ばしにしない学生生活を送りたいと思います。
リンク
不確定なベクトル量 Where there is a will , there is a way.(前回のブログ)
編入関係の情報はこちらです。私の高専時代での思考が垣間見えます。
書評ブログ(仮)
オススメの本を紹介します。